投稿リポート 初のチャリティーバザーは大成功
新潟県・小千谷ライオンズクラブ
#人道支援
豪雪地帯として知られる小千谷市。市はその特色を生かし、水田が雪に覆われ障害物の無い一面の雪原となる2月、熱気球と花火によるイベント「おぢや風船一揆」を主催している。競技フライトの他、試乗体験やうまいもの広場なども設けられ、県内外から多くの人が訪れる。小千谷ライオンズクラブ(渡辺司之会長/65人)は今年2月23、24日に催された第43回おぢや風船一揆で、初めてチャリティーバザーを実施した。
昨年までは豚汁や甘酒を無料配布し、アイバンクなどへの募金を呼び掛けていた。しかし昨年度、節目となるクラブ結成50周年を終えると退会者が続出。予算不足から豚汁の材料調達が難しくなり頭を抱えていたところ、女性会員から「会員からチャリティー品を集め、バザーで販売してはどうか」とのアイデアが。初の試みで十分な品物が集まるかどうか、値付けはどうするか、果たして売れるのか、不安ばかりが募る中、交流のある近隣の長岡柏ライオンズクラブのアドバイスを頂きながら、担当委員会と女性会員を中心に準備を進めていった。
当日は好天に恵まれ、来場者数4万3000人と過去最高を記録したこともあって、我々の不安をよそにバザー開始後わずか2時間で完売。バザーの売り上げが約6万円、加えて約2万円もの募金も寄せられた。
昨年までは集まる募金額の倍以上のコストが掛かり、本末転倒との意見もあった。その点バザーは、会員と購入してくださった方、両方の善意の賜物。本来の奉仕活動だと、会員は口をそろえる。今後出品数が増えれば売り上げも増え、アイバンクなどへの寄付も増える。会員の動機づけにもなり、来年はもっと多く出品出来るのではと期待が膨らむ。一時はイベントへの参加を中止することも考えていただけに、今回大成功に終わったことはうれしかった。会員全員が参加出来る、継続可能な奉仕活動につながったと感じている。
2019.03更新(幹事/平澤和孝)