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学びと交流の4日間
国際本部スタディツアー
国際協会
1月13日から16日の4日間、アメリカ・イリノイ州オークブルックの国際協会本部において、日本ライオンズ国際本部スタディツアーが開催された。本研修は、各部門の国際協会本部スタッフによるプレゼンテーションで構成され、進行は全日程を通じて地区及びクラブ行政部のミンディ・マークス部長が務めた。各地区キャビネットやライオン誌を通じて参加者募集が行われ、全国から22人のメンバーが参加した。
初日は国際本部見学の後、フランク・ムーア事務総長兼幹事の歓迎あいさつに始まり、レベッカ・ダウLCIF事務総長からキャンペーン100や交付金に関する説明があった。各レベルのリーダーがキャンペーンの成功のためになすべきことを考えさせられるものであった。その後、ボウリング場を会場に開かれたシャンバーグ・ホフマン ライオンズクラブの例会を訪問。ピザをつまみながら共にボウリングに汗を流した。例会の中では330-A地区の進藤義夫第2副地区ガバナーが、日本のクラブの奉仕活動やメンバー交流についてユーモアを交えたプレゼンテーションを行った。
2日目と3日目は国際本部の財務、奉仕事業部、リーダーシップ開発部など各部の役割やプログラム、世界と日本の会員動静や会員増強・維持の支援策、GATに関する講義と、MyLionの体験講習があった。特に法律部については参加者の関心が高く、紛争処理の手続き方法や商標の取り扱いについては詳細な説明がなされた。国際協会本部では1日で24万通ものEメール送受信が行われるそうだ。しかしながら、国際協会に個人アドレスを登録している日本のメンバーは7%と、OSEALの中でも極端に少ないという実情には一同驚愕した。
本研修の良さは、あらゆる場面で交流の要素が取り入れられていることである。参加者同士はもちろん、例会訪問や本部スタッフとの交流。日頃会えない人々との交流は貴重な機会である。中でも本部スタッフが異口同音に「国際協会はクラブやメンバーの活動を充実させるサポートをするためにある」と話していたことが印象に残った。研修参加以前は、国際協会とはメンバーにとって、上から目線の指導的役割と感じていたが、それは大きな誤解であった。そして、日本のライオンズは奉仕活動、献金とあらゆる面でリスペクトされていることを感じることが出来た。それは先輩方が築き上げた信用である。より良い協会運営を継続し、クラブに対するサポートを充実させるためにも、しっかりと情報発信が出来るリーダーを国際協会へ送り出し続けることが重要であると強く感じた。
結びに、本研修のコーディネートを担当された中村泰久元国際理事を始め、メンターとしてご参加頂いた後藤隆一元国際理事、団長として我々を率いてくださった濱野雅司330複合地区GLTコーディネーター、そして、全ての関係者の皆様に感謝申し上げると共に、本研修が今後も継続されることを願う。
2019.01更新(神奈川県・川崎富士見ライオンズクラブ/井田渉<ツアー参加者>)