投稿リポート 堀川病院に
手作り医療用ガウンを寄付

堀川病院に 手作り医療用ガウンを寄付

連日、ニュースが報じられている通り、新型コロナウイルス感染症はいまだに収束の見通しが立たない状況だ。不安で不自由な生活を強いられる日々が続く中、私たち一人ひとりが今自分に出来ることは何か、またライオンズクラブのメンバーの一人として地域のために何か出来ることはないかと思いながら日々過ごしていた。

そんな折、5月1日の京都新聞に「院内感染症発生の病院、手作りガウンの寄付を呼び掛け」の記事が掲載された。医療従事者用のガウンが全国的に不足する中、院内感染が発生した京都市内の堀川病院では、新型コロナ以外で入院している患者には市販のガウンの上からポリ袋で手作りしたガウンを重ね着し、処置が終わると手作りガウンのみを破棄しているという。ガウンは職員が毎日300着を作っているが、それでは追いつかないため、ホームページに作り方を掲載し1カ月に必要な1万枚を目標に寄付を呼び掛けているという記事だった。

早速、京都薫風ライオンズクラブ(中西裕子会長/20人)のメンバーに「私たちで出来ることを始めましょう!!」と呼び掛け、ガウン作りを開始。3密を避けながら3日間で合計310枚のガウンを仕上げ、堀川病院に届けることが出来た。クラブ例会が中止になっている状況の中で、この3日間はメンバーの善意の気持ちを一つにし、ライオンズクラブのモットーである「ウィ・サーブ」を実践出来る奉仕活動になった。
 
新型コロナウイルス感染症がまん延する中、緊迫した過酷な日々を送っておられる医療従事者の皆様には、敬意と感謝の気持ちでいっぱいである。今後も奉仕団体の一員として、私たちでお役に立てることがあればスピーディーに実行していきたいと思う。
      
2020.05更新(福祉委員長/村上美恵子)