投稿リポート 市内16小学校の全児童へ
布マスクを寄贈

市内16小学校の全児童へ 布マスクを寄贈

橿原ライオンズクラブ(中谷芳一会長/61人)は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、3月以降は例会を始めクラブの活動が出来ない状態が続いていた。そうした中でもクラブに何か出来る奉仕事業はないかと協議したところ、全国的にマスクが不足し入手困難になっているというニュースを聞き、お子さんのいる家庭は非常にお困りなのではないかと思い至った。そこで子どもたちにマスクを、それも使い捨てのものではなく、繰り返し洗って使える布製のマスクを贈ってはどうかということになった。

クラブ・メンバーが営む縫製会社2社にマスク製造について相談したところ、協力を快諾してくれた。橿原市内の小学校全16校に通う児童は約6200人。全員に布製マスクが1枚ずつ行き渡ること、5月中に配布することを目標にした。高学年と低学年では体の大きさも随分違うので、1、2年生には小さめサイズのマスクを用意した。マスクは学校ごとに全学年分を一括でお送りする。長期の臨時休校が続いているが、児童たちが登校出来るようになった時に、各人に布製マスクを配ってもらう予定だ。

今回の事業について、事前に橿原市の危機管理課及び教育委員会に打診したところ、非常に助かると喜んでくださった。去る4月27日に橿原市に目録を贈呈し、市長からは感謝状を頂いた。この時の様子は奈良新聞社に取材され、翌日の新聞に掲載された。また市の広報誌6月号にも掲載されるとのこと。ライオンズクラブ活動の一端を多くの人に知って頂く良い機会にもなった。

2020.05更新(EAQ<環境・アラート・ライオンズクエスト>委員長/山辺元康)