投稿リポート 市内60カ所に
次亜塩素酸水を寄贈

市内60カ所に 次亜塩素酸水を寄贈

取手中央ライオンズクラブ(阿部直樹会長/78人)は4月13日、新型コロナウイルス感染拡大防止に役立ててもらおうと、取手市に次亜塩素酸水(じあえんそさんすい)2400Lを寄贈した。この次亜塩素酸水は、市内の幼稚園・保育所・小学校・中学校・高等学校・障害者施設、計60カ所へ配布される。

全国的に不要不急の外出自粛が呼び掛けられ、ライオンズクラブの活動も自粛を余儀なくされる中、何か出来ることはないかとメンバー一丸となって知恵を出し合い、今回の寄贈へとつながった。寄贈に際し、阿部会長から藤井信吾市長へ「教育現場などで有効に使ってもらえれば幸いです」とお伝えすると、市長からは「消毒液などの物資が手に入りづらくなっており、大変ありがたい」と感謝の言葉を頂いた。この活動は茨城新聞にも掲載された。

事前準備の11、12日は、次亜塩素酸の生成、ポリタンクへの注入作業、当クラブ・メンバーの所有する倉庫を借りてその保管までを行った。次亜塩素酸の生成では、水と塩を原材料にアルカリ酸電解水と酸性電解水に電気分解。酸性電解水は塩素と水が反応し次亜塩素酸水を生成する。これが100Lタンクにプールされると、次々と20Lのポリタンクに移し変えていった。

そして寄贈当日の13日は藤井市長に目録を手渡した後、市内の倉庫2カ所、高等学校7校への運搬から搬入までの全てをクラブ・メンバーが行った。あいにくの天気で大雨の降りしきる中、スーツ姿で運搬搬入を行うメンバーの姿が大変心強かった。

今後も今必要とされていることは何か、今出来ることは何かを考え、地域のため、社会のために活動していく所存である。

2020.04更新(幹事/豊田和亮)