投稿リポート ライオズヒルで
高齢者と一緒に桜を植樹

ライオズヒルで 高齢者と一緒に桜を植樹

福井中央ライオンズクラブ(野口和孝会長/121人)は11月1日、福井市フェニックスパーク内のライオンズヒルにて桜の植樹を実施した。この事業は、ライオンズクラブ国際協会334-D地区(富山県・石川県・福井県)の山岸博之地区ガバナーが地区内全97クラブに呼び掛けている「家族と一緒に桜の植樹 目標1万本の桜が地域を彩る」を実現するため行ったものだ。

ライオンズヒルとは、2005年に福井中央ライオンズクラブが中心となり、同じゾーンに所属する七つのライオンズクラブと合同で、ライオンズクラブ国際財団(LCIF)の交付金を得て建設した「心身障害者機能回復のための野外訓練施設」だ。普段は屋内での生活が中心になりがちな方々が、外に出て活動し多くの人たちと交流出来るようにと、山の斜面に沿うゆるやかなスロープ状の散策路や、車いすに乗ったまま植物を植えられる高床式の花壇などが設置されている。18年に開催された福井国体の会場となった市営野球場などのスポーツ施設に隣接し、春の桜を始め四季それぞれに楽しめることなどから、多くの市民にも親しまれている。

植樹当日には、当クラブの野口会長とライオネスクラブの中野光子会長から福井市へ桜15本が贈呈され、植樹式が行われた。東村新一福井市長を始め福井市公園課の役職員、ライオンズヒルをよく利用される特別養護老人ホームの苑長、職員、入居者の皆さんらにお越し頂き、またライオンズクラブの北野憲太郎地区名誉顧問、田中亮輔ゾーン・チェアパーソン、福井中央ライオネスクラブ及び当クラブ会員が参加し、盛大な式典となった。

今回の桜の植樹により、人々の憩いの場であるライオンズヒルが更に充実し、障害のある方や高齢者を始め市民の皆さんがより気軽に訪れ楽しめる場所になったと思う。これからも行政や他団体との連携と協働を推進し、ライオンズヒルがライオンズクラブの奉仕活動の象徴的な場所になるよう精進したい。
                         
2019.12更新(幹事/中村啓一)

*「ライオンズヒル」関連記事
障害者のためのライオンズヒル野外訓練施設(『ライオン誌』2005年7月号)