国際財団LCIF交付金で
子どもたちを笑顔に

LCIF交付金で子どもたちを笑顔に

子どもが成長していく上で親が果たす役割は大きい。親がいない環境で育つことは、子どもに厳しい現実を突きつけることになる。健康で不自由なく生活し成長するために必要な品々も足りなければ、更に拍車が掛かる。愛情深く世話をしてくれる孤児院の職員たちもいるが、残念ながらその数が足りていない地域もある。韓国のライオンズは青少年育成奉仕の必要性に着目し、行動を起こした。ライオンズクラブ国際財団(LCIF)の地区およびクラブシェアリング交付金を活用し、ベトナムの孤児院に暮らす子どもたちが真に必要としているものを届けることにしたのだ。

ベトナム・ホーチミンのマイ・アム・トゥ・タム孤児院では、子どもたちの靴や運動用具を購入する余裕が無かった。
「子どもたちは、ボールなどの一般的な遊具で遊ぶことも出来ませんでした。靴だって寄付してもらったお古を履き続けていたんです」
と韓国・ハンセオ ライオンズクラブのヒュンジュン・リー会長。

子どもたちの生活の中で当然あるべき物資が足りていないことに、ライオンたちは胸を痛めた。足を守るためには靴が必要だし、子どもは遊びを通じて想像力を育てるものだ。そこでライオンたちは計画を立てた。資金調達に加えLCIF交付金を活用して、子どもたちの生活に変化をもたらすことを決定した。

奉仕の精神を発揮して、ハンセオ ライオンズクラブのメンバー15人は梱包した贈り物を携えて旅をスタートさせた。韓国・仁川を出発、3200km以上離れたホーチミンへ、靴や運動用具、文具、キッチン用品と、95人の子どもたちのための食料品を届けたのである。子どもたちは大喜び。これで彼らはサッカーもバスケットボールもバレーボールもバドミントンも出来るのだ。これらの品々を贈呈すると、昼食のバーベキューまでの時間、ライオンズは子どもたちと一緒に遊具を使って遊び楽しんだ。

「私たちは、彼らの生活に小さな変化をもたらすための贈り物を、この地を訪問して手渡すことを選びました。親がいなくても、サイズの合った靴を履いて、笑い合って暮らし、希望を持って成長出るように、奉仕の精神を広めていきたいと思います」
とリー会長。
「マイ・アム・トゥ・タム孤児院の先生も子どもたちも、この予期せぬ贈り物をとても喜んでくれました」

この喜びは、LCIFの地区およびクラブシェアリング交付金によってもたらされたものだ。このユニークな交付金プログラムでは、クラブや地区がLCIFに寄付した金額の15%を交付金として申請出来る。この資金を活用して、病気の子どもを慰安したり、地元の公園に植樹をしたり、おなかをすかせた人々に食事を提供したりといった地域社会のニーズに応えることが出来る。

2019.11更新(文/ジェイミー・ケーニヒスフェルト)