投稿リポート 周年ごとに海外で学校建設
50周年はスリランカ

周年ごとに海外で学校建設  50周年はスリランカ

「平和と自由を守ることは自国だけのものにあらず、世界中の誰もがその恩恵を受けなければならない。そして、教育こそその原動力である」という思想の下、長野篠ノ井ライオンズクラブ(中島日出造会長/68人)では、過去カンボジア、ネパ-ル、ラオスと10周年ごとに海外で小学校の建設贈呈を行ってきた。

その思想を引き継いで本年、結成50周年の記念事業としてスリランカ民主社会主義共和国ケゴ-ル州ミリガマ地区ロルワゴダの「ギリウラ・マヒンダ小学校」に新校舎を建設した。旧校舎は1880年の建築で倒壊寸前の状態にあり、スリランカ政府から解体の命令が下されていた。そんな折、NPO法人アジア教育友好協会の仲介で同小学校が支援先の候補となり、我がクラブの目的と合致したため50周年記念事業として支援することとなった。

建築過程においては、校舎の無い空白期間を作っては子どもたちがかわいそうだと、解体作業は昼夜を分かたず地元住民も加わって進められた。我々もそれに対応すべく、事業の円滑な推進に努めた。その甲斐あって校舎は計画より3カ月も早く完成し、子どもたちに安全な環境で安心して勉強する場を提供することが出来た。

工事が完了した1月26日、クラブ・メンバ-6人が建物の確認と長野市立大岡小学校の児童会が集めた支援物資を届けるために小学校を訪問した。学校はヤシの木が点在する郊外にあり、児童及び家族の方々が大勢集まって大歓迎をして頂いた。校舎は185㎡の鉄筋コンクリ-ト平屋建てで5教室がある。教室は仕切りが開閉可能で、当日は3教室を開放して歓迎会が行われた。

●ギリウラ・マヒンダ小学校訪問の動画 長野篠ノ井ライオンズクラブ(Youtubeより)

2018.04更新(クラブ会報委員長/大日方尚)