ニュース新たな一歩を刻んだ
広島フォーラムが閉幕

新たな一歩を刻んだ 広島フォーラムが閉幕

11月10日、広島市の広島国際会議場で第58回東洋・東南アジア(OSEAL)ライオンズ・フォーラムの閉会式が開かれた。

閉会式ではフォーラム組織委員会の寺越慎一委員長から、登録者数が1万2000人を超えたことが報告された。この日朝の第3回地区ガバナーと議長の会議で報告された日本の登録者数は8817人で、次いで韓国1200人、台湾844人だった。寺越委員長は閉会の言葉の中で、今回は開催都市を入札によって決める制度になって最初のフォーラムであり、またセミナーの充実を推し進めたフォーラムで、委員会としては苦労が多かったが、参加者を始め多くの人たちの協力で成功裏に終えることが出来たと感謝の言葉を述べた。同委員会名誉委員長を務める山田實紘元国際会長は閉会のあいさつの中で、従来のようなフェスティバルではなく、参加者にとって学びと実りのあるフォーラムに転換を図る第一歩として成功を収めたと評価。その上で、今後のフォーラムではセミナーの一層の充実を図り、フォーラムの意義を高めてほしいと期待を述べた。

キャンペーン100セミナーでスピーチする山田元国際会長(キャンペーン100国際委員長)

前日の9日には、同じ広島国際会議場でジュンヨル・チョイ国際会長が重視する「多様性」に関するダイバーシティ(多様性)セミナー、国際協会方針や紛争解決のプロセスに関する法律セミナー、GATセミナー、LCIFキャンペーン100セミナーと四つのセミナーが国際協会及びLCIFによって開かれた。会議場内にはLCIFとGATそれぞれのブースが設置され、情報提供やLCIFキャンペーン100の寄付の呼び掛けを実施。また国際会議場にほど近い広島市立中島小学校体育館では、スペシャルオリンピックス日本とのパートナーシップ・プログラム「ボッチャイベント」が行われ、参加者は知的障害のあるアスリートと共にパラリンピックの正式種目ボッチャを体験した。

9日は文化鑑賞プログラムとして神楽や和太鼓演奏なども行われ、西日本豪雨で装束や道具を失いLCIF交付金による支援を受けた大草神楽子ども研究クラブが出演した

この日は他にも、フォーラム・テーマ「平和」に関する四つのセミナーが組織委員会の企画で開かれ、平和のためのヒロシマ通訳者グループ代表を務める小倉桂子代氏による被爆証言「私の見た『ヒロシマ』」や、広島大学との連携によるヒロシマの記憶遺産に関するセミナーなどが行われた。会場の国際会議場は今年4月にリニューアルされた広島平和記念資料館に隣接。フォーラム参加者は名札を提示して資料館に無料で入館することが出来、セミナーと併せて平和について深く学べるようになっていた。また、8日と9日の夜には、原爆ドーム脇の元安川で、各国のメンバーが平和の願いを記した灯ろうを川面に流す灯ろう流しが行われるなど、連日「平和」をテーマに掲げたフォーラムにふさわしいプログラムが組まれていた。

今フォーラムで、次回、第59回OSEALフォーラムは2020年10月29日〜11月1日に韓国・済州島で、第60回は2021年11月にフィリピン・マニラで開催されることが決まった。閉会式の最後には、寺越委員長から、次回、韓国・済州島で開催される第59回OSEALフォーラム組織委員会のSeung Tak Hyun委員長へフォーラムのバナーが引き継がれた。

2019.11更新(取材/河村智子)