投稿リポート 愛音楽(アネラ)音楽祭の
運営を支援

愛音楽(アネラ)音楽祭の運営を支援

2019年9月20日、神戸市長田区にあるピフレホールで第12回「愛音楽(アネラ)音楽祭」が開催され、会場は感動のるつぼと化した。これは沖縄型神経原性筋委縮症と闘う我如古盛健さん(がねこせいけん/沖縄ピース ライオンズクラブ)が代表を務めるNPOサポートセンターケントミ主催(協力:沖縄ピース ライオンズクラブ、神戸みなとライオンズクラブ、神戸アッサンブレ、ぽしぶる、夢タイム)による音楽祭で、沖縄県外では初開催。今回の協働事業は、識名安信・一般社団法人日本ライオンズ理事長(沖縄県・八重山ライオンズクラブ)から、理事長と同期の地区ガバナーであった当クラブの団英男元地区ガバナーに、音楽祭の運営支援に対する要請があり実現した。

「アネラ」とはハワイの言葉で「天使」を意味し、「愛音楽(アネラ)音楽祭」は障がい者自らが企画、出演する音楽祭。さまざまな障がいと向き合いながら、音楽を楽しみ、社会参加を促進しようとの趣旨で開催されており、音楽祭の会場は毎回、文字通り天使が舞い降りたような幸せな空気に包まれる。

音楽祭前日には神戸みなとライオンズクラブを始め、同じライオンズのゾーンに所属する神戸市内4クラブ(谷垣正彰ゾーン・チェアパーソン)の合同例会があり、結成間もない沖縄ピース ライオンズクラブ(前泊寛道会長/31人)からも13人の会員が出席。例会では、我如古さんが奏でる三線の音に合わせて出席者全員で、沖縄特有のカチャーシーを踊り、交流の輪を広げた。

音楽祭には身体に障がいを持つ10組の出演者が登場。歌やピアノ演奏、ハーモニカ演奏などハンディキャップを感じさせないパフォーマンスを披露され、会場では感動の涙を流される方が多く見受けられた。最優秀のアネラ賞にはブルーコスモの滝山朝恵さん、また来年の出場資格が得られる審査員特別賞には、ジャマイカ旅行中に事故に遭い下半身不随になったレゲエDJのJahli(ジャリ)さんに贈られ、会場から大きな声援が寄せられた。

過去11回の音楽祭は沖縄県内で開催されていたが、今回初めて県外で開催された。そのため主催者側の事前準備は大変だったことだろう。また障がいを持つ「チャレンジド」の皆さんの移動をサポートされる方の労力も相当のものだったと思う。私たちが今回、そのお手伝いを出来たことにメンバー一同喜びを感じている。このような機会をくださった沖縄ピース ライオンズクラブにも感謝したい。次回の第13回アネラ音楽祭は2020年2月8日に沖縄市で開催予定となっている。

2019.09更新(会長/松本晃一)