投稿リポート ヘアドネーションによる
社会貢献

ヘアドネーションによる 社会貢献

私たち庄内ライオンズクラブ(和田義則会長/34人)は、小児がんなどの病気によって髪の毛を失った子どもたちに人毛のかつらを贈るヘアドネーション活動に取り組んでいる。
今回、飯塚市建花寺にある障がい者支援施設「桂木とくのみ園」のグループホーム「桂木の家」で、自立に向けた支援を受けている女性利用者、吉川愛美さん(33歳)と牧野星華さん(23歳)から毛髪を提供して頂くことになった。

髪の毛を提供して頂くに当たり、吉川さん、牧野さんから、次のような優しく純粋な言葉を頂いた。
「自分たちも社会の皆さんに助けてもらっていることに感謝して生活をしています。世の中には小児がんや白血病などの病気で支援を必要としている人たちがいると知り、私たちがその手伝いが出来ることを大変うれしく思います」

9月3日に桂木とくのみ園ホールで開かれた贈呈式は心温まる雰囲気の中、お二人から庄内ライオンズクラブのメンバーへ髪の毛が贈呈され、337-A地区(福岡県)の大村道子 家族及び女性チーム(FWT)委員長からお二人に、津村洋一郎地区ガバナーの感謝状が手渡された。

この贈呈式には西日本新聞社の取材があり、今回のヘアドネーション活動を通じた社会における共生共存の取り組みが報じられた。常日頃は社会から支援を受けている立場の障がいを持った彼女たちに、このような形で社会貢献する機会が訪れたことは、二人の将来への自信につながるものと思われる。私たち庄内ライオンズクラブのヘアドネーション活動が、これをきっかけにますます広がっていくことを願っている。

贈呈式の際に飾られた屏風は、伊藤若冲作「鳥獣花木図屏風」を模写し、古切手で貼り絵にしたものだ。桂木とくのみ園では古切手を回収し、貼り絵を製作する取り組みをしている。古切手の提供のご協力を頂ける方は、氏名・住所・電話番号を明記の上、下記の住所に郵送をお願いしたい。
【送付先】〒820-0049 福岡県飯塚市建花寺975-1
     桂木とくのみ園 
     TEL:0948-29-8800  FAX:0948-29-8801

2019.09更新(小畑容子)