投稿リポート サンタが家にやってくる

サンタが家にやってくる

青森ZEROライオンズクラブ(高橋潤会長/22人)は毎年12月24日のクリスマス・イブの夜に、「サンタが家にやってくる」と銘打った奉仕活動を実施している。これはクラブが募集して申し込みのあった保護者から事前にクリスマス・プレゼントをお預かりし、ライオンズ・メンバーやご協力くださる市民の方々がイブの夜にサンタクロースやトナカイに扮し、青森市内一円の家庭に届けるというもの。2013年のクラブ結成以来続けており、2018年で6回目となった。

当日、青森市内は白銀の世界となり、クリスマス・イブのムードを盛り上げる最高のコンディションだった。サンタのチームは18時から結団式を行い、その後10班に分かれそれぞれの担当家庭を訪問。21時には皆、満足そうな笑顔で無事集合場所に帰ってきた。

2018年からはチャリティー・サンタとして、1家庭当たり参加料1000円を頂戴することにした。参加料はネパールの子どもたちに防寒具を提供するために使用し、その趣旨に賛同して頂けるご家庭を募集している。各家庭からのチャリティー金は6万5000円に上り、これにクラブから3万5000円をプラスした10万円を、ネパール連邦民主共和国ポカラ市にあるアンナプルナ・チルドレンホーム(孤児院)へ贈呈した。寒さが一層厳しくなるこの時期、防寒具と靴の購入費として役立ててもらうことが出来た。

数あるライオンズクラブの奉仕の中でも、当クラブは奉仕する人、奉仕される人、それに携わる人全員が感動し喜びを分かち合える活動を目指している。今回の事業は、地域の子どもたちに喜んでもらえたのはもちろんのこと、遠く離れたネパールの子どもたちにも幸せや夢を届けることが出来、更にライオンズではない市民の方々に奉仕の輪を広げることにもつながった。会員一同、最高の気持ちを味わったクリスマス・イブであった。

2019.01更新(サンタが家にやってくる委員長/山下広治)