投稿リポート 第21回千葉マリーンズ杯
争奪選手権大会

第21回千葉マリーンズ杯争奪選手権大会

千葉幕張メッセ ライオンズクラブ(石井康弘/22人)が主催するこの大会は、子どもたちにとっては憧れの球場ZOZOマリンスタジアムで、プロ野球選手のように試合が出来る夢の大会だ。

入場行進で手足が一緒になってしまい必死に合わせる選手あり、我が子をビデオや写真に収めようと真剣な保護者あり、監督の高揚感まで伝わってきた。

この大会の最大の特徴は、勝利することだけでなく「ベンチ入りした選手は必ず一度、打席及び守備に出場する」という大会運営規定を設けてあることだ。青少年健全育成目的のため、どの子にも機会を与え、将来の夢に向かって成長してほしいというのがクラブの真意だからだ。

勝利を目指す監督や保護者には采配の難しい規定だが、選手は夢の球場に立てた経験が一生の宝になるだろう。そして女子選手にとっては、またとない経験になるだろう。

「我々指導者にとっても、ここで試合をさせて頂けて感謝しています」と、ある監督は言う。2日間の熱戦が繰り広げられ、優勝チームには賞状と優勝旗・ライオンズクラブ杯・千葉マリーンズ杯が、準優勝チームには賞状と準優勝旗・千葉市長杯が授与され、3位の2チームには賞状と千葉市教育長杯と千葉市議会議長杯がそれぞれ贈られた。更に千葉市と佐倉市、習志野市の選抜選手、8チーム144人一人ひとりに、すばらしい出場記念メダルが授与された。

次にここで試合出来るのは高校野球の決勝戦かなと、将来を夢見ている子どもたちを微笑ましく感じた大会だった。

2018.12更新(333-C地区6リジョン地区情報委員/橋本文子)