投稿リポート スペシャルオリンピックス
体験会開催

スペシャルオリンピックス体験会開催
SO長岡バスケットプログラムの体験会

2018年9月29日~30日、新潟県長岡市のシティホールプラザ・アオーレ長岡において、「すこやか・ともしびまつり2018」が開催された。すこやか・ともしびまつり実行委員会主催、長岡市等共催によるこのイベントは、子どもから高齢者、障害のある人もない人も、誰もが楽しめる1年に1度のお祭りだ。長岡長生ライオンズクラブ(長束一男会長/83人)もこれに参加、今期のメイン事業として、「スペシャルオリンピックス体験会」と「『いただきます みそをつくるこどもたち』チャリティー上映会」などを企画した。

当クラブがスペシャルオリンピックス(以下SO)への支援を開始したのは2004年。これまでにトーチランやバスケットボール競技会の運営ボランティア、ユニフォームやボールの寄付など、さまざまな支援を行ってきた。今年度はSOへの理解向上と障害者スポーツの普及、アスリートの社会参加を目的に、「すこやか・ともしびまつり2018」の中で新競技である「ボッチャ」と「カローリング」の簡単スポーツ体験会を開催することにした。

カローリングの体験

ボッチャは、自チームボール(赤か青)を投げたり転がしたり当てたりして、白いジャックボール(目的球)に近づけるターゲットゲーム。2020年東京パラリンピックでも正式競技として行われるが、現段階では認知度も低く、競技人口も少ないようだ。年齢や障害の有無にかかわらず誰でも楽しめ、エキサイティングな競技でもある。カローリングは、氷上のカーリングをヒントに生まれたスポーツで、体育館などのフロアーコートで行われる。クラブにはこれらの新競技に詳しいメンバーがいなかったため、まずはボッチャの講習会に参加し、競技を知るところから始めた。講習会には、福祉施設の職員や障害のある方、高齢の方も参加。クラブの担当委員会メンバーも率先して競技を体験しながら、競技への理解を深めた。

体験会当日は、SOアスリートと長岡長生ライオンズクラブのメンバー、一般市民が一緒にボッチャとカローリングを体験した。2020年東京パラリンピックに向けて、障害者スポーツへの理解と関心を高めた。

後半は、SO長岡バスケットボールプログラムの体験会を実施した。2005年にスタートしたバスケットボールプログラムでは今年、長岡市立高等総合支援学校に通うアスリート2人が愛知県で開かれたナショナルゲーム(全国大会)へ出場しており、体験会ではアスリートから銀メダル獲得の報告が行われた。

2018.12更新(スポーツ交流委員長/馬場俊男)