投稿リポート チームワークで支援
車いすハンドボール大会

チームワークで支援 車いすハンドボール大会

京都日吉ヶ丘ライオンズクラブ(田中繁信会長/21人)は2017年11月26日、第28回全京都車いすハンドボール大会兼全国交流会に参加した。「車いすハンドボール」は京都障害者スポーツ振興会が中心となり、京都の地で誕生した種目だ。障害のある人がスポーツ(身体運動)を通じて、自らの可能性にチャレンジし、交流を深めることは、生活の質を高める上でも大きな役割を果たしている。

当クラブは第2回大会からこの大会を資金面で支えると共に、毎年メンバーがチームとして出場して支援協力をしている。今年度も、障害のある人も、ない人も一緒になってさわやかな汗を流し、楽しい一日を過ごさせて頂いた。

私にとっては当クラブに入会して3度目の車いすハンドボール大会の出場となった。1年目は競技に出場することなく応援だけで、初めて見る素早い動きにビックリしたことを覚えている。競技を見るのも初めてだったが、私が知っていた車椅子の動きとは全く違うスピード感だった。その時は私の応援が良かったのか(?)我がクラブが勝利を収めた。後で聞くと、長年出場してきて勝ったのは初めてとか・・・。この試合には私の夫が選手として参加して一生懸命に戦い、翌日には両腕が筋肉痛だと嘆いていた。

入会して2年目は私も選手として参加することとなり、練習して試合に臨んだ。思うように動くことが出来ず、またつい必死になり過ぎてルール違反ばかりしてしまい、相手チームにボールを与えてしまうこと数回・・・。戦略的に相手チームの女子選手をマークするようにしたものの、クルッと回る方向転換に全く付いていけず、結果は惨敗となった。試合には負けたが、普段の生活ではエキサイトすることなどないので、終わった後は久しく忘れていた遠い昔の感覚が蘇ってきた。とてもすがすがしい気持ちがした。

そして今回は3度目の参加となった。3年前に比べて参加チームが少し減っているようだったが、障害者と健常者とのこんな素敵な交流をもっと知ってもらうことが出来れば、と考えるようになった。試合の最後には両チームが中央に並んでお互いをたたえ合うのだが、相手チームの方が車椅子から身体を乗り出して握手を求めてくれ、とても感動した。いくつになっても感動したり、学ぶことがあるのだと改めて思った。

2018.03更新(広報情報委員長/堀井真有美)